恋人の浮気調査は可能?
2022.11.22

【恋人の浮気調査は可能?】恋人の浮気調査をする前に知っておくべきこと

 

恋人に浮気の疑いがある場合、自力で調べることも手段のうちですが、調査に費やす時間やクオリティを考えて、探偵に相談する方は少なくないと思います。

恋人の浮気調査は夫婦の不倫調査と似ている部分がたくさんあると思いがちですが、明確に異なる点があります。

今回は恋人の浮気調査をする前に知っておくべきことをお伝えしたいと思います。

 

恋人の浮気を証明しても慰謝料請求ができるとは限らない

恋人の浮気調査をする前に知っておいてほしいこととして、「慰謝料の請求」ができるとは限らない点です。

一般的に浮気調査をして得た浮気現場の証拠は慰謝料請求に利用できるのではないかとお考えの方は多いと思います。

しかし、恋人の浮気現場の写真や動画等の証拠をおさえたとしても、基本的には「慰謝料の請求」をすることができません。

 

恋人関係は法律で定められている関係性じゃない

夫婦は婚姻届だして、法的認められている関係性です。

法律上の夫婦になると、「配偶者以外の異性と性的な行為のある浮気をしてはいけませんよ」という義務が生まれます。

夫婦の一方が性的行為のある浮気をした場合、浮気をされた方は、浮気によって精神的苦痛を受けた損害賠償として、慰謝料を請求することができます。

一方で、恋人関係は、法律上で定められた関係ではありません。

夫婦が公式なパートナーだとするなら、恋人関係は非公式のパートナーであるわけです。

そのため、恋人の一方が浮気をしたとしても原則として慰謝料請求することができないのです。

ただし例外もあり、恋人関係でも状況によっては慰謝料を請求できるケースもあります。

例えば、すでにプロポーズやすでに両家の挨拶が済んでおり、結婚を前提としたお付き合いであることが明白な場合が挙げられます。

また長い間同棲しており、実質的に夫婦である事実婚や内縁関係の状態の場合にも、慰謝料を請求できる可能性があります。

 

恋人の浮気調査をする場合には、「慰謝料を取りたい」という目的ではなく、「浮気をしているかどうかの確認」、「関係や同棲の解消」を第一の目的として考えることが大切です

 

恋人の浮気調査をする場合の注意点

恋人の浮気調査を自力で行うにせよ、探偵に依頼するにせよ注意すべき点があります

 

慰謝料を請求するなら性的関係があるとわかる証拠が必要

恋人が浮気していた場合、基本的には慰謝料を請求することはできませんが、婚約者や事実婚、内縁関係にある場合には慰謝料を請求できるケースがあります。

ただし、法律上有効となる浮気の証拠は、「キス」や「ハグ」、「手をつなぐ」といった行為では認められません。

慰謝料の請求を認めてもらう証拠は、「恋人と浮気相手が性的関係にある」ということがわかるようなもの、もしくはそのようにみなされるものである必要があります。

恋人が浮気していた場合、キスやハグ等の行為については、比較的撮影しやすいかもしれません。

しかし、性的行為自体や、性的関係にあるとみなされるような行為の証拠を押さえるには、相応のスキルや調査時間が必要となる可能性が高くかなり、難易度が高いと見込まれます。

 

浮気調査を自力で行った場合、違法行為になる可能性がある

恋人の浮気調査を自力で行うと、調査方法が違法行為だったというトラブルが起きる可能性があります。

浮気調査というと、相手のスマホを確認したり、浮気現場を掴むために尾行したり、相手の位置情報を得ようとしてGPSアプリを相手のスマホにインストールする等が考えられます。

これらの行為は、すべて違法行為となる可能性があり、相手次第ではプライバシーの侵害で慰謝料を請求されることがあります。

また、行為が悪質だと判断された場合には、警察にストーカー規制法や不正アクセス禁止法等を理由に刑罰を受ける可能性もあります。

このように、知らないうちに違法行為をしてしまうリスクがあることは覚えておきましょう。

 

恋人の浮気調査は探偵に断られるケースがある

恋人の浮気調査を探偵に依頼する場合、依頼者と調査対象者が恋人であることがしっかり説明できないと、断られてしまうことがあります。

ほとんどの依頼者は、本当に「浮気調査」を目的として相談や依頼をしてくれますが、ごくわずかですが調査対象者にストーカー行為を行うために、調査を依頼してくるひともいるのです。

探偵には「探偵業の業務適正化に関する法律(以下、探偵業法)」といって探偵業をするなら必ず遵守すべき法律があります。

探偵業法の中には、次のような条項があります。

 

探偵業法第91

探偵業者は、当該探偵業務に係る調査の結果が犯罪行為、違法な差別的取扱いその他の違法な行為のために用いられることを知ったときは、当該探偵業務を行ってはならない。

 

上記は、探偵が調査依頼の目的が犯罪行為等の違法行為に使われていると知った場合に、調査依頼を受けないことや調査を取りやめることを取り決めている条項です。

夫婦の浮気調査の場合、双方が夫婦関係であることを証明するのは公的証明書等もあるので比較的容易です。

しかし、恋人関係の場合、公的に「恋人関係です」という証明書がないため、探偵としても依頼を受けるのに慎重にならざるを得ません。

もちろん、本当に恋人関係にある場合には、調査依頼を受けますが、状況によっては断られることもあるという点を覚えておきましょう。

まずはお気軽にご相談ください。

- お問い合わせ・お申し込みはこちら -

  • 24時間対応
  • 非通知・匿名OK
  • 完全無料ご相談
プライバシーポリシー